1月1日の元旦礼拝

 明けましておめでとうございます。

  哀歌3章22,23節は、ひばりが丘教会の今年度のみことばです。何度もこのことばを心に留めてきましたが、その中で「いつくしみ」と「あわれみ」はどのような違いがあるのだろうかと疑問を持ちました。どちらも神さまが私たちに向けてくださるお心です。しかし、その違いを知ることで、神さまのみ思いがより深くわかるのではないでしょうか?

①いつくしみ

 「いつくしみ」は「契約の愛」と言われることがあります。「契約」とは、神さまとイスラエルの民が結んだもののことです。しかし、イスラエルの民は神さまに対して不誠実でした。契約が打ち切られることが当然の状況でしたが、神さまはこの契約を保持されました。それは、イスラエルの民を愛するということによってです。その「いつくしみ」が絶えることがありません。神さまの愛は耐えることがないのです。

②あわれみ

 「あわれみ」は、「母の胎」と同じ語源を持つ言葉です。羊水に満たされたお母さんのお腹の中、本当に心地良い場所でしょう。そして、守られている場所です。そのように神さまが私たちをあわれんでくださいます。弱さを感じることがあります。惨めさを味わう時があります。誰も助けてくれる者がいない!と思う時があります。しかし、そのさなかにいる人へ与えられるものがあります。それこそが神さまの「あわれみ」なのです。

 神さまのいつくしみは、絶えることがありません。神さまのあわれみは尽きることがありません。新しく始まった一年に、主のいつくしみとあわれみが豊かに注がれますようにお祈りしています。

 

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